[中谷彰宏の言葉]

2009-08-10

【あなたの出会いはすべて正しい】

応援してくれる人がいないのではない。黙って応援してくれているのだ。


感謝の気持ちから、やる気は生まれる。


陰で応援してくれる人がいる。こんなにありがたいことはない。自分はなんて幸せ者なんだろう。そう感じる感謝の気持ちがわいてくれば、せめて頑張ろうという気持ちに、自然になってきます。感謝の気持ちから、向上心がわいてきて、やる気になるのです。坂道を上る自分の後ろから、一生懸命あなたの車を押してくれている人がいるのに気づいたら、寝転がっていられません。自分も前に回って引っ張ろうと頑張ります。あなたを後ろから押してくれている人に、早く気づいた人が、成功する人です。


「いいこと」と「感謝」は、交互にやって来る。「感謝」を忘れた時点で、「いいこと」も止まる。


人生は、神様とのピンポンです。「いいこと」と「感謝」が交互に訪れます。


成功する人のスタートは「ぼちぼち」始める。しかも「すぐ」始める。


星を見ながら歩く人は、足を踏まれてもニコニコ笑っている。


ため息をモルモットに注射すると3日で死んでしまう。


山の頂上に、美しい樹はない。


まだ山の頂上にたどり着けないあなたは、幸せです。なぜならあなたのまわりには、美しい樹があるからです。厳しい風に耐えている孤独な人は、幸せです。あなたは、山の頂上にたどり着いたのです。


人生は、信号の多い道路。ムリに追い越しても、信号で並んでしまう。


縄文時代の人間の寿命は、30年。30歳以降はオマケだから、好きなように生きよう。


田舎の親は食べきれない量の柿を送って、まわりの人に感謝することを教える。


どんなに成功しても、友達を一人でも失ったら帳尻があわない。


誰にでもできるけど、誰もやろうとしないことをすることが、成功。


成功のコツは、「小さいやりかけ」を片付けること。


あなたの最も苦手な人に挨拶をしよう。神様は、その人に化けている。


【人生をムダにしない50の小さな習慣】

寝る前に明日できることを、3つ考えよう。そのうち1つは今晩しよう。


鍵が見つからないドアに、鍵はかかっていない。


遠いところからの拍手が、一番うれしい。


やってみると「難しそうに見えること」は、「難しそうに見えたこと」だということがわかります。


カッコイイ作戦名が決まれば、成功する。


何かを計画したら、まず作戦名を決めましょう。できるだけ、ドキドキするようなカッコイイ作戦名にしましょう。今度の休みに大掃除をしようと思い立ったら、手帳に書き込むのです。「アラビアのロレンス作戦」。バンダナをアラビア風に頭に巻いて、一気に大掃除をするのです。歯医者さんに行こうと思ったら「ダイハード作戦」と書き込めば勇気が湧いてきます。髪型を変えようと思ったら「マイフェアレディ作戦」と書き込めば、決心がつきます。たまった伝票をやっつけようと思ったら、「トップガン作戦」。一気に片付きそうです。


「何をすればいい?」と聞くより、「私はこれをしよう」と手伝おう。


強い相手でも、相手が80%しか出さず、あなたが120%出せたら勝てる。


眠れないのは、今日しなければならない楽しみを、し忘れているからだ。


人生はキンモクセイのようなもの。少し離れたほうが、いい香りがする。


来た道と帰り道を変えるだけで、人生は2倍になる。


人間は、0歳から9歳までを繰り返しているだけ。2ケタめは関係ない。


昔から、珍しい動物に出会うと、それは「いいことが起こる前ぶれである」と信じられています。だから、麒麟や鳳凰や白鷺を神様に見立てたのです。


イヤな人や珍獣に出会うのは、いいことが起こる前ぶれである。


大きな樹を見たら、その下に広がる大きな根っこを思い浮べてみてください。根っこはあなたの足下にあって、あなたは根っこの上に乗って樹を見ているのです。


ここ一番という時は、1人で行こう。


【本当の君に会いたい】

僕は博報堂でコマーシャルを作っていた頃、スタジオに行っても、博報堂の社員だと思われなくて、博報堂の人からも皆名刺を出された。タレントやモデルのマネージャーとよく間違えられた。タレントやモデルとワアワアしゃべっていたからね。でも、僕はそれが演出だと思ってるんだ。


年中、一緒にいるのが親友ではない。ちっとも会わなくても、さっき別れたばかりのように話せるのが親友。


3日坊主をいっぱいしよう。飽きて飽きて、最後に残ったものが君のものだ。


【時間に強い人が成功する】

仕事の完了時間を、始める前に根拠なく設定しよう。


時間は、呼吸の長さに比例する。


時間の単位は、4秒一区切りという国があります。要するに、1分が15単位ということです。その国には、別に1分というカウントはありませんが、これは一呼吸なのです。吸って吐く一呼吸を一つの単位にしたわけです。これは、時間に対する考えた方としては象徴的です。


プライオリティーの低い雑用から始める。


本来それをしてはいけない時間にする快感を味わう。


二次会が、人生を短くする。


二次会は、こっそり帰ろう。


【自分で考える人が成功する】

教育は、受けるもの、学習は、自分でするもの。


学習の3ステップ。「おや?」「どれどれ?」「なるほど」


教育で暗記したことは、忘れる。学習で記憶したことは、忘れない。


学習したことは、すぐ行動に活かさないと意味がない。


頭の中の財産だけは、盗まれない。


財産を、銀行ではなく頭の中にしまいこむ。


脳は、筋肉。使えば強くなる。


雑談が面白いのは、知識のある人より、観察力のある人。


アイドルの顔が区別できなくなったら、老化が進んでいる。


どの本が面白いかと、人に聞いているうちはダメ。


本が高いと思ったら、それがあなたの知性の限界。


まだ読んでない本も、本棚に増やそう。「黄金の瞬間」のために。


気に入ったひと言を見つけたら、買う。ひと言に出会えれば、儲けもの。


立ち読みで1行でも気になったら、買う。


【気持ちが楽になる50のヒント】

あなたが助けてあげた人と、あなたを助けてくれる人の数は一致する。


苦しむことで、あなたの罪滅ぼしは終わっている。


人生は、神様が作ったジェットコースター。事故が起こるようなら、神様は営業停止になるはずだ。


機械よりも、設計者を信じよう。


考え方を変えるだけで、過去は生まれ変わる。


あなたが捨てたゴミは、結局めぐりめぐってあなたが拾うことになる。


どっちにすればいいかわからない時は、どっちにしてもうまくいく。


向こうからやって来ると思うから怖い。こっちからやって行くと思えば怖くない。


歳をとるのではなく、歳を重ねるのだ。


失敗しないようにと考えるのは、失敗の練習をしていることになる。間違った発音を口に出すと、インプットされてしまう。


【お金で苦労する人しない人】

共同経営は、お金と友人の二つを失う。


一度お金を貸した相手は、一生借りに来る。


返済能力があるから貸すのではない。取り立て能力があるから貸すのだ。


モノの値段には、勉強代・演出料・満足料・授業料が入っている。


値切るのは下手。追加してもらうのが上手。


税金が高いと言う前に、税金の勉強をしよう。


リスクは、分散させる。収入源も、分散させる。


ぜいたくで破産する人はいない。見栄で破産するのだ。


【入社3年目までに勝負がつく77の法則】

勝負は、入社3年目まででつくと知る。20代のうちについた差は取り戻せない。


厳しいことを言ってくれる人をそばに置く。


とにかく量をこなす。


頭にきて机を叩き割りたくなったら、一人前。


地獄の中でこそ、得るものが多い。


今やっていることが特技になる。


常に2階級上の仕事ができること。


失敗の代表作をつくろう。


苦手な人ほど、挨拶をしておく。


誰も見ていないようでも、誰かが見てくれている。


人間の意識は、一瞬で変わる。


この次も君の仕事を受けてもらえるような、仕事の仕方をしているか。


取引先の一番若い人と親しくなっておく。


社内と社外に師匠を持つ。


君の市場価値は年収の1/3。2/3は会社の力。


名刺は銃だ。相手に先に出されたら君の負け。


信用をつくるために仕事をしているのだ。


ケンカの勝ち方より、上手な負け方を覚える。


同期がどこでどういう仕事をしているか把握する。


一生つきあえる人とは、入社3年目までに知り合っている。


初めて起こるミスはない。前回の反省が足りないのだ。


ミスをすることより、ミスに気づかないことの方が危険。


上司のものまねができるくらいに技を盗む。


給料より、ノウハウを持ち帰る。


習い事は、行こうかどうか考えている人より、1日でも早く始めた人の勝ち。


仕事を任されたかったら、上司の手柄にする。


深刻そうに報告しない。たいていは大したことではない。


完璧主義より悪いのがとりあえず主義。


最後のどろ沼までつきあうことが、本当の企画だ。


どんなにつまらない雑用でも、自分を磨くために利用できる。


万事休すとなったとき、君の力は伸びていく。


【仕事運が強くなる50の小さな習慣】

「読む・書く・会う」がなかった日は、何もしなかったのと同じだ。


「読む・書く・会う」がないまま、寝てはいけない。「読む・書く・会う」がないサラリーマンは、顔を見ればばれてしまうのだ。


歯を食いしばっている人に、神様は、味方する。


同じ人でも、前に読んだ時には、なんとも思わなかった言葉が、ずしりと心に突き刺さってくることもある。それは、読む人が成長したということだ。


成功する人は、敵の少ない人ではない。味方の多い人だ。


敵を作ることを恐れてはいけない。仕事をしたら、敵はできる。頑張って仕事をすればするほど、敵はできる。成功すれば、なおさら敵はできる。敵を作らないようにするには、何もしないことだ。敵を作らないように気を使うよりは、味方を作る努力をしよう。成功する人は、敵がいない人ではなく、味方が多い人なのだ。敵は意識しなくてもできる。でも、味方は真剣に意識し努力しなければ、作ることはできない。今日、味方を作る努力をしましたか?


バーテンダーのサービスは、お酒を売ることではない。お客様に別のお客様を紹介するのが、バーテンダーのサービスだ。


カクテルを1,000種類作れることよりも、100人のお客様を知っていることが大事なのだ。


働かなければ、大学では学べない。大学を、大学生から取り返そう。


名門ハイデルベルグ大学の学生の平均年齢は、28歳。大学とは、そもそも社会人のものだからだ。大学を社会人にも開放するというのは逆なのだ。大学は、働いた経験のある社会人のためにあるのだ。大学は、社会経験のない学生も来ていいところなのだ。


英語ができない人よりも、マナーを知らない人に、世界は厳しい。


常識を破るのではない。自分の常識を広げるのだ。


感性を、遊びで鍛える。体力を、仕事で鍛える。知性を、勉強で鍛える。


脈絡のないアイデアこそがいい。脈絡をつけるのは、お客様の楽しみ。


英語が話せないのではない。知らない人と話せないだけだ。


パーティで、外国人に何と話しかければいいのか、英語が思いつかない。そういう人は、英語が話せないのではない。その人が苦手なのは、英語ではなく、外国人なのだ。では、日本語で何と話しかけるか。そう聞くと、日本語でも思いつかない。パーティで外国人に話しかけることのできない人は、日本人にも話しかけることができない。英語が苦手なのではなく、知らない人と話すのが、苦手なのだ。


時代はオセロのようなもの。隅っこの一人が、全部をひっくり返す。


電話が鳴ったら、いい話だと思って出よう。

[ 中谷 彰宏 ]