2008-12-03
【文藝春秋】
最近は、流れを見せるバラエティがだんだん少なくなってきている気がします。笑わせることに特化して、「笑え」というゴールに向かってひたすら走っているようにもみえます。視聴率という「数字」にも走っている気も。だけど、笑いというものは人によってツボが違うもの。いろいろな「笑い」を認めることからスタートする。バラエティは一直線にゴールを目指してはいけない。何時何分にオチがくる、というデジタルな感覚じゃなく、台本を無視できるくらいのアナログな流れで本当の笑いは起こる。
やっぱり母と子といった愛する人たちに見せられない番組は作っちゃダメだと思う。