[田原総一朗の言葉]

2009-07-06

【金融・経済 日本再生!】

実は日米同盟というのは、困ったときにアメリカが助けてくれるのではなくて、アメリカが日本を襲ってこないという保証をとったということだと思う。これは平和ボケとは違って、考えに考え抜かれた戦略だと思う。


東大の月尾義男さんが面白いことをいっている。日本の企業の接待交際費はアメリカの企業の裁判費用とほぼ匹敵するらしい。接待が、酒を飲みながらニコニコ笑って付き合うのに対して、向こうでは喧嘩しながらやっていく。同じ金額なら日本人は仲良くする方を選ぶ。つまりこれは日本の文化だ、というわけだ。この説には一理あると思う。

 

2008-12-14

【論座】

ドキュメンタリーなんていうものは実はないんですよ。対象は撮られるということを必ず意識しているわけで、意識してしゃべる、建前になるんですよ、大ざっぱに言うとね。そこで建前よりも中へどう突っ込んでいくかというのが、言ってみればドキュメンタリーの演出だと思っている。演出というと創作だとかヤラセだとか言われるが、まったく関係ない。撮られることを前提にして、建前をしゃべろうとする人間から、本音をいかにして撮るか。しゃべらなくてもいいですよ、表情でも何でもいいんだけど、これがドキュメンタリーだと思っているんですよね。

[ 田原 総一朗 ]